プロポーズの後、同居を渋る私に夫はこう言った。
「去年、父が死んで母が一人で淋しい思いをしている。うちの母も、もうあと5年だと思うんだよね」
(あと5年かあ、それなら私も我慢できそうだ)
そう思って、若い私は同居を決めたのだった。
この言葉はすごくずるいということに、
6年目に気がついた。
「あの言葉は嘘だったじゃない!」
など言えるわけもない。
全ては後の祭りである。
そして、同居して20年以上経つ。
姑はまだまだご健在だ。
プロポーズの後、同居を渋る私に夫はこう言った。
「去年、父が死んで母が一人で淋しい思いをしている。うちの母も、もうあと5年だと思うんだよね」
(あと5年かあ、それなら私も我慢できそうだ)
そう思って、若い私は同居を決めたのだった。
この言葉はすごくずるいということに、
6年目に気がついた。
「あの言葉は嘘だったじゃない!」
など言えるわけもない。
全ては後の祭りである。
そして、同居して20年以上経つ。
姑はまだまだご健在だ。